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11月25日、東京日比谷の東京会館で第二回山田風太郎賞の贈賞式が行われ、主催者の角川書店の招待で、養父市教育委員会、山田風太郎記念館、山田風太郎の会から計5名が参列しました。また東京在住で記念館とも縁の深い、評論家の新保博久氏、風太郎研究者の谷口基氏・安蒜貴子氏、落語家の古今亭今輔師匠も参列されました。 なお夕方からの贈賞式に先立ち、養父市からの参列者5名と谷口基氏は、池袋のミステリー文学資料館を訪れ、折しも開催中の企画展『山田風太郎再臨展』を監修者の新保博久氏の解説を受けながら観覧しました。同館の北村一男事務局長は企画展が大変好評であることと、風太郎人気が根強いことを話されました。この企画展には風太郎記念館も全面的に協力しています。 記念館からは今回できたばかりの『ゆかりの地マップ』を持参し、入場者に配布していただくようお願いしました。 さて、第二回山田風太郎賞受賞作品は高野和明氏の『ジェノサイド』でした。高野氏は受賞挨拶で、かつて岡本喜八監督の下で山田風太郎原作『幻燈辻馬車』の脚本を書いたこと、今回はからずもその山田風太郎賞を受賞した奇縁を話されました。 贈賞式後の祝賀会では、教育委員会と記念館から受賞者の高野さんに祝辞を述べるとともに、第一回の貴志祐介氏に続いてぜひ養父市へお越しいただきたいとお願いし、高野氏も快く承諾されていました。 なお昨年同様、今年も横溝正史賞、日本ホラー大賞との同時贈賞式だったため、受賞者、選考委員の作家諸氏はもちろん、人気作家、評論家、出版関係者等招待客も多く、養父市からの参列者も高野氏はもちろん、山田啓子夫人、角川書店社長、森村誠一氏、貴志祐介氏、荒俣宏氏、京極夏彦氏、綾辻行人氏、馳星周氏、日下三蔵氏などと親しく歓談し、養父市と記念館の宣伝に努めました。 また会場受付では多数の参列者に山田風太郎記念館の案内パンフレットを配布しました。 教育委員会では本年同様、来年の7月28日の「風々忌」に合わせて受賞者の高野和明氏を招き、講演をお願いする予定です。
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ミステリー文学資料館『山田風太郎再臨展』会場にてその1 |
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その2 展示の中にはフィギュアも。 |
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その3 見学中。 |
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